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2020年1月31日 (金曜日)

事業報告書[NPO法人ウィークタイ]

2018年度大阪帝塚山ロータリークラブ社会奉仕基金事業報告書
報告者:NPO法人ウィークタイ 代表理事 泉 翔/理事 足達 龍彦
情報WEB:http://weaktie.org/

実施事業の概観
 本助成金により、①ひきこもり当事者らが集える居場所「だらだら集会」、②生きづらさをおろす対話の時間「ピアサポート・ミーティング」③多様な居場所でつながる「いろいろ集会」、④担い手を育てる「講習イベント」を実施しました。

効果の分析
④「講習イベント」を除外した計29日分の当該事業への参加者を、男女ごとに分け統計分析を行った。線形近似では男女共に参加者数に微減傾向が認められるが、決定係数(R二乗)は女性0.08、男性0.09と、強い相関を示すものではなかった。次に説明力を高めるために、六次の多項式による分析を行ったところ(決定係数:男性0.22、女性0.24)、以下のグラフに示す結果となった。

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最初のピークは、その前後で参加者数に大きな変化がないことから、「いろいろ集会」の中でも多様なカテゴリー間の交流を目指して実施し、参加人数23名と規模の大きかった「とよなかリレーションフェスタ」に引きずられたものと解釈できる。
注目したいのは二つ目の緩やかなピークの後、男性参加者の減少傾向が一時的に加速したことである。これについては、この間7月9日、11月11日、12月16日に実施した、④担い手を育てる「講習イベント」による間接的影響であると考えられる。上記3日程の途中より、その参加者らによって、大阪市内に2つ、西宮市内に1つ、宝塚市内に1つ、奈良県内に1つ、新しい居場所実践が萌芽した。二つ目のピーク以降の参加者数減少については、この影響でウィークタイの実施する居場所の参加者が新しい居場所に流れたことに起因すると考えられる。
実際に多様な居場所実践が萌芽し、誰もがより自身のニーズに相応しい居場所に出会う機会が増えたことは、狙い通りの結果である。
・一部「講習イベント」の紹介:12月9日(日)
「ひきこもりコネクト」 参加者数:121名 
人権研修として企画を開始し、何らかの支援を必要とする人々を「生産性」と結び付け、「支援の重要度ないしは必要性については「生産性」によって検討されなければならない」という風潮に対抗する意味を持たせました。「生産性」に紐づいた当事者への批判は、当事者にとっては「経済的に価値のない私は一体何者なのか」という実存の危機を生じさせ、延いては「私は生きていて良いのだろうか」という生存そのものを脅かす危機的状態をつくり出しています。複数のメディアにも取り上げられ無事開催できたことで、ウィークタイの理念的屋台骨がより強固になったことが何よりの収穫です。

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ひきこもりコネクトスタッフおよび関係者(掲載許諾済)

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